匠ブログ

買付けツアーのその後 13

 新年、明けましておめでとうございます。今年も皆様にとって素敵な1年でありますようお祈りしております。
 さて当ブログは、今年も例年どおり徒然なるままに皆様へ建築についての弊社のポリシーをお伝えしていこうと思います。どうぞお付き合いください。
 本年最初の記事は、外壁工事の続きです。袖棟の部分はブリック仕上げとしました。乾式工法といってレールにブリックタイルを這わせていきます。

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 綺麗に這わせ終わりました。屋根は私の大好きな和瓦で仕上げます。こうすることで明治建築のような仕上がりになり、日本の風土にもよく調和できるのです。

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 ブリックとブリックの間にモルタルで目地を入れて貼り上がりです。

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 次に主棟の方ですが、こちらはラップサイディングで仕上げます。

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 綺麗に貼り終わりました。今回の物件ではブリックとラップサイディングの混合仕上げ及び和瓦仕上げとしてメリハリを演出しました。また、両隣のお宅の外壁色を利用することで3軒の連続性と一体性を保ちました。ブリックは左隣のお宅の外壁と同調し、ラップサイディングの色調は右隣の倉庫の外壁に近づけました。こうすることで左右の建築物の色調の差異を中和し、既存環境に違和感のないすっきりとしたストリートスケープを造成することができるのです。また、屋根の和瓦はこの地域一帯に調和させることを意図しています。

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 来月は内装の仕上げ工事に戻りたいと思います。


デザイナー 小野清一郎 2018年1月1日 リノベーションについて一覧

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