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山梨県 L様邸
リビング
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北側はこのように変化しました。建具を入れ替えるだけで、随分雰囲気が変わりますね。
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ハワイアンキルトをあしらってみました。ハワイ感がグッと増しました。
ダイニング
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リノベーションのテーマは、『ハワイのコンドミニアム』です。
建具だけでなく家具や照明器具も交換し、壁紙と役物の微妙な色調に配慮してデザインしました。
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ルーバーのバイフォールド(折戸)です。
アメリカではありふれた建材ですが、日本ではあまり目にすることが有りません。こんなアイテムもアメリカンな雰囲気を演出するのには大事です。
玄関
ごくごく普通の昭和40年代のマンションですが、床をタイルへ変更し、建具(収納扉)をシャッター(ガラリ)の収納扉へ変更し、
手前の下駄箱を撤去します。居間への開口部には木製のダブルドアをインストールします。壁紙の色調もパステル系に変更してみましょう。
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だいぶ印象が変わりました。マンションですので玄関扉は変更できません。したがって既存の玄関扉を開いた瞬間、まるで別世界へ瞬間移動
したような、そんな不思議な感覚を楽しむことができるようになりました。古い昭和の扉が、ドラえもんの『どこでもドア』のように、ハワ
イのホテルやコンドミニアムを訪れたような気分へと誘ってくれます。
キッチン
昭和レトロのキッチンを、改めて見て頂きましょう。あの頃はこういう感じが普通でした。
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御覧のとおり、キャビネットの扉やノブ、水栓金具のデザインは、とてもクラシックです。
しかし、レンジとレンジフードは現在のカタログ商品なので、40年後は、原状の昭和40年代のレンジらと同じ運命を辿ることになるでしょう。
私がいつもデザインに対して考えていること、それは、最先端でモダンなデザインは、そのときその一瞬が最先端なのであって、デザインの寿命は極めて短いのに対し、クラシックなデザインはいつまでもクラシックで、古くなる程アンティークやビンテージといった、昇華された価値を得ることができるということです。
バスルーム
水回りです。
まずは国産のユニットバスを、VDH流にアレンジしてみましょう。
通常のホテルタイプのユニットバスですが、こうしてみるとユニットバスのデザインって、昔からあまり進化していませんね。
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それなりに可愛い雰囲気に作り替えることができました。この造作では、新品のユニットバスを入れ替えるよりも安価に仕上げることができました。
寝室
和室をベッドルームへ改造したいと思います。
まず、原状を御確認ください。いたって普通の典型的な六畳の和室ですね。
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襖を開き戸へ、畳をフローリングへ、そして障子をルーバーの折れ戸へ変更します。これだけで随分印象が変わります。
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ここで、私のコーディネイトの小技を、右上の画像で解説させていただきます。
リビングルームとベッドルームでは、全く異なる壁紙を使用しています。リビングルームは二種類の色違いで織目の壁紙、それに対しベッドルールは柄物の壁紙にボーダーを配しました。一見して縁の無い壁紙同士ですが、同系色が混じり合う様に選択しています。こうすることで、二つの部屋には連続性が生まれます。
ちなみに、上記で紹介した玄関ホールの壁紙をリビングルームの一部にもボーダーとして使うことで、両者の間にも連続性が生まれているため、このユニット全体に連続性が保たれるように配慮しています。
それから、もう一つのポイントがファブリックです。コンフォーター(掛け布団)の柄とベッドルームのボーダーの柄とさらにリビングルームのソファの柄の三つのモチーフをどれも薔薇にすることで、これらの連続性も演出しています。こうして、壁紙とファブリックの連続性をクロスオーバーさせることで部屋と家具類などのアイテム群を密に一体化させることが可能です。
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和室の内部に参りましょう。障子のアップがこちらです。ルーバーの折れ戸にしました。
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収納部の押入もクローゼットになりました。こちらもルーバーの折れ戸に変更して、通気性を確保しています。
本物件は別荘として御利用なので、不在中も湿気がこもらないようにしました。