匠ブログ
ストック利用の勧め 3
今月は解体後の様子を御覧いただきます。毎度ながらスケルトンにしました。構造体の痛みはほとんどなくて非常に優良物件でした。
最初の画像は1階の居間部分です。床を全て撤去し、レベリング(水平調整)を行いながら床下地を新たに作り直しました。木造の建築物は、経年により多少の狂いが出ているものです。特に床の水平性は重要ですので、コストが掛かっても床は全て撤去してから工事したいものです。
こちらは和室だった1階の応接間です。
次に二階の階段ホールです。階段のレール(手摺)に御注目ください。このパーツも意匠的に壊すのは惜しいので、再利用しました。
そして最後は、二階の天井部の画像です。いつも申し上げるとおり、天井高をめいいっぱい上げるため、今回は屋根裏まで吹き抜くことにしました。
来月から造作工事の様子を紹介していきます。
デザイナー 小野清一郎 2015年6月1日 デザインについて一覧