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垂直方向への動線展開事例 2
以前の匠ブログ「横浜市西区の賃貸マンション新築 1」から15回にわたり連載した物件「ヴィクトリアン・パレス」の最上階ペントハウス工事の続きです。
前面道路から奥に向かって細く続く土地、いわゆる「鰻の寝床」型の土地に8ユニットを3次元的な階層構造で設計いたしました。
そして今回、紹介している事例はこのビルの最上階となります。最上階は当初よりオーナーの御自宅ということで他の賃貸用ユニットとは全く異なる設計が許されたため、テーマである垂直方向への動線展開を盛り込みました。
こちらは下地の石膏ボードが貼り上がった様子です。吹き抜いて天井高は最大部で6メートル採りました。
そこからキッチンへ向かって緩やかな勾配天井を採用し、キッチンやバスルームは天井高3メートルで収束するように設計しました。
天井高を最大に採った部分にはロフトを配置して、今回のテーマである垂直的な動線を展開させました。
次号に続きます。
デザイナー 小野清一郎 2025年12月1日 リノベーションについて一覧









