匠ブログ

特殊なミッション 6

ホンダ・オデッセイのカスタム報告最終章です。旅客機のビジネスクラスを目指した内装カスタムのいよいよ総仕上げに入っていきたいと思います。

旅客機の各クラスでの違いとして、席周りの空間広さのほかにキャビネット(物入れ)やモニターの大きさが挙げられます。

そこで弊社の社用車にも専用設計のモニター台キャビネットを製作することにしました。まずは完成図と各構成部材の三面図を作りました。

図面どおり各部材を切り出して、組み立てました。車内に仮組みしている状態です。

扉の可動性も問題ありません。

次は塗装工程です。内装色といくつかのサンプルを比較し、最適な塗料を選択します。

塗装が完了しました。

いよいよ車内に固定です。キャビネットの天板は車内に使用されいている木目調パネルに近いフィルムを選択し、施工しました。そして、モニター固定用のブラケットも設置しました。

標準のナビゲーションシステムからテレビ放送用のHDMI信号を取り出します。

車内Wi-FiとAppleTVも装備しました。

キャビネットの中には、諸々のブラケットを組み込んでいます。こちらは後のお楽しみです。

モニターがインストールされました。感動の瞬間です。

ナビゲーションシステムからの映像・音声は問題なく出力されました。

最新のAppleTVは8Kコンテンツを再生可能ですので、モニターも8K対応にしました。素晴らしく高細精の映像を楽しむことができます。

車両のポジション照明と連動して、間接照明も点灯します。妖艶な雰囲気を演出できました。

さて、気になるキャビネットの中身ですが、左側はワイングラスやウイスキーグラスなどを収納させました。右側にはワインとウイスキーを入れていました。これでミニバーとしての機能も備えた移動執務室の完成です。




デザイナー 小野清一郎 2021年9月1日 リノベーションについて一覧

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