匠ブログ

タワーマンションのリノベーション事例 2

タワーマンションの事例報告の続きです。今回のプロジェクトで最も予算を割いたのがトイレでした。そこで今一度、原状のトイレの画像を提示したいと思います。扉を開いた状態がこちらです。


トイレと手洗いのレイアウトは御覧のとおりです。


最も問題となったのが、この手洗いのボウルです。とにかく小さく、使用のたびに水ハネが酷い状態のものでした。日本のマンションではよく使われているものですが、弊社の基準からはあまりにも小さすぎる商品です。


こちらの画像は今回の物件とは別の新築マンションでの事例です。やはり同様の狭小なボウルを採用しています。


昔々(一部では今でも)、タンクの上に手洗いが付いているトイレが日本では標準的に使われていました。これは日本独特の商品で、海外では目にしません。


確かに手を洗った中水を便器の洗浄に使用することで水を有効利用するという非常に合理的な構造なのですが、高級感という尺度において劣ることは否めません。家族専用のトイレであれば採用も可能ですが、来客も使用するようなケースでは避けるべき仕様だと思います。そういった日本独特の文化の延長で、それよりはマシだろうという感覚なのでしょうか。ボウルがどんなに使いにくくてもタンク上の手洗いを排除し、便器と手洗いを強引に分離するで、このような設備がマンションで採用されることが多くなってきました。今回の事例ではこのような状況を打破する提案をさせていただきました。

それから弊社のこだわりでもある天井高についても、手を加えていくことになりましたが、こちらは想定以上に多くの問題が孕んでいることが判明しました。これらの問題については次号にてお伝えしたいと思います。


デザイナー 小野清一郎 2025年4月1日 リノベーションについて一覧

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