リノベーションについて
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横浜市西区の賃貸マンション新築 14
横浜市西区の賃貸マンション事例の続きです。ファサードの外壁はブリック仕上げとしました。
最上階にはアーチもあしらっています。
屋根下にはデンティルクラウンという破風装飾を施しました。
1階のポーチでは下地のコンクリートを打設します。
そしてコンクリート平板を使用して仕上げます。
外部がほぼ仕上がりました。
来月は内部の仕上げの様子をお伝えします。来月もお楽しみに。
デザイナー 小野清一郎 2024年2月1日
横浜市西区の賃貸マンション新築 15
横浜市西区の賃貸マンション事例ですが、今月はいよいよ最終回になります。内装の仕上がりを報告したいと思います。
まずは、玄関です。ブリック系タイルを土間に使用しました。
ユーティリィはかなり余裕をもった設計として納戸の機能も併せ持たせています。
ユニットバスはホテルタイプを採用しました。床をタイル貼りにすることで高級感が向上しました。
そしてLDKがこちらです。賃貸にしては珍しくビルトイン・エアコンが標準装備されています。
建物の右側の部屋は外階段の中2階をエントリーとすることが、今回の設計の肝であり壺でした。そこで右側の部屋はエントランスから中階段が現れます。階段の右側はちょっとしたスペースがあり、私なら自転車を置くことでしょう。楽しい生活を夢見ることができる空間です。
LDKからエントランス方向を望むとこのような距離感が得られ、全く異次元の空間演出が可能になりました。
キッチンはミニマリズムな仕様で、独身者用の賃貸マンションとしてマーケッティングされています。
最後の画像です。全ての居室にはケーシングを採用しました。通常の賃貸物件ではコストダウンのため、決してありえない仕上げですが、それはなぜでしょうか?
一連のレポートをご覧の諸兄にはもうお分かりのとおり、横浜駅に近いロケーションから私は都会的なシングルライフを提案させていただきました。限られたコストの中で採用したのがブルックリンスタイルの仕上げでした。したがってケーシングの採用はどうしても避けられませんでした。ご覧のとおり、単なるボード状の部材をあしらうだけですが、全く異なる雰囲気を作り出すことができました。
以上、無事に竣工いたしました。若い独身者の店子さんが都会の中で夢を抱いて生活していただければ、デザイナー冥利につきます。
来月からは戸建てアパートメントの事例を報告してまいります。お楽しみに。
デザイナー 小野清一郎 2024年3月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 1
新年度に入りました。皆様の生活に何か変化はありましたでしょうか?当ブログでは、新たに3ユニットの賃貸アパートメントの事例報告を始めたいと思います。
現場は横浜市中区新山下という閑静な臨海住宅地です。山下公園、元町、中華街といった横浜の有名な繁華街にも徒歩圏という好立地なエリアです。
現場には既存の建物として木造2階建の建造物がありました。
至って普通の昭和の木造住宅といった印象です。
オーナー様からの条件は、この敷地に1階が1ユニット、2階に2ユニットの合計3ユニットのアパートメントを木造で建築することでした。また、外観はアパートっぽくしないで欲しい、という御要望もいただきました。さあ、弊社の腕の見せ所です。来月から工事の模様をお伝えします。
デザイナー 小野清一郎 2024年4月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 2
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第二報です。といっても今月は、古家を解体し、土地を更地に戻した状況しかお伝えできません。悪しからず御了承ください。
古家を取り壊してある程度、整地します。
古家がなくなると、すぐ裏手にもアパートメントが臨在していることが判りました。現場周辺は賃貸住宅が数多く密集している地域です。そのような周辺環境の中で、ほかとは異なる雰囲気を演出し、店子さんがここに住みたいと思えるような、高揚感を高めるデザインが求められます。
来月は基礎工事の様子をお伝えします。
デザイナー 小野清一郎 2024年5月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 3
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第三報です。今月は基礎工事の初回です。
現在の一般住宅建築では「ベタ基礎」が主流です。当現場でも問題なく採用しました。本日は配筋工事の様子を紹介します。
底盤部分も含め、建坪全体を埋めるような配筋を施します。
家屋で一番重要なのが文字どおり基礎です。そしてその基礎の中で最も気を使うのが、この配筋の工事になります。過去に姉歯事件という配筋をめぐる大きな事件がありましたが、それほど建物の強度・構造に影響する大事な部分なのです。
配筋の様子から1階の部屋割りの様子も、なんとなく見えてきました。
配筋工事に問題がないことが確認されました。来月はコンクリートの打設を紹介します。
デザイナー 小野清一郎 2024年6月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 4
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第四報で、基礎工事の二回目です。配筋が完了したので、いよいよ底盤からコンクリートを打設します。
そして次に基礎の立ち上がり部分を打設します。
問題なく打設が完了しました。1階部分の間取りが、くっきり浮き出てきました。
来月からは木工事の様子をお伝えしたいと思います。
デザイナー 小野清一郎 2024年7月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 5
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第五報です。養生が終わりしっかり硬化した基礎に土台を設置していきます。
土台が組み上がり、床下の断熱材を敷き詰めていきます。
基礎周りが整ったので、足場を組んでいきます。
足場が組まれ、いよいよ柱を立てていきます。
屋根棟も組んでいきます。
上棟しました。今回の物件は在来軸組工法を採用しました。
来月も木工事の続きをお伝えしたいと思います。
デザイナー 小野清一郎 2024年8月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 6
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第六報です。棟上が終わったので、内外装の工事に入ります。
こちらは外壁ボード貼りの様子です。
玄関ホールの風景です。下地もできています。
並行して配線工事なども進めます。
今月は画像が少なくて申し訳ございません。この時期の工事は非常に地味ですが、配管や配線などインフラに関わる大事な工程でもあります。
来月も続報をお伝えしたいと思います。
デザイナー 小野清一郎 2024年9月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 7
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第七報です。ボードが貼り終わり、継ぎ目にパテ入れしていきます。
外部サッシも取り付けが終わっています。
こちらはデザインのキモである玄関ホールの様子です。
合わせて建具の枠も取り付けていきます。
並行して外部のサイディングも取り付けていきます。
出窓の屋根には赤銅を採用しました。時間の経過とともに緑青を吹いてくれることでしょう。
2階の外部通路部分です。2階は2世帯の造りになっています。
こちらは収納部分です。建具の枠とレールを取り付けている様子です。
2階の世帯は屋根裏(小屋裏)部屋を持つメゾネットタイプで、勾配天井には天窓を採用しました。
すっかり住宅らしくなってきましたね。来月も続報をお伝えしたいと思います。
デザイナー 小野清一郎 2024年10月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 8
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第八報です。今月から仕上げの様子を報告して参ります。まずは2階の部屋から。
こちらは201号室の玄関です。まだ土間にタイルを貼っていません。土間はレンガ調のタイルを貼りました。
小屋裏に上がる階段も玄関に接続しています。
2階は201号室と202号室の2戸あり、左右対称の設計になっています。こちらは202号室の様子です。
201号室のキッチンです。
リビングです。
202号室との壁面には収納を設置することで、防音効果は絶大になります。集合住宅、特に木造のアパートの場合には防音に配慮した設計が必須です。私は極力、収納等を壁面に設置することで、「収納・壁・収納」の3重構造になるよう努めています。
202号室の様子です。
来月に続きます。
デザイナー 小野清一郎 2024年11月1日
横浜市中区の賃貸アパートメント新築 9
横浜市中区新山下のアパートメント事例の第九報です。先月からの続きで201号室と202号室の小屋裏を紹介します。小屋裏の天井は屋根そのものなので、勾配天井になっています。そこに天窓を設置し、換気と彩光を確保しました。お月見もできますね。
そしてこちらが玄関扉を外部から臨んだ風景です。手前が201号室、奥が202号室です。2階の間取りは独身用のメゾネットタイプとしていますが、既に入居者が決まりました。元町、山下公園、中華街に歩いて数分の立地なので、きっとワクワクするような横浜生活を送ることができるのではと期待しているところです。
来月は1階の仕上がりを紹介したいと思います。
デザイナー 小野清一郎 2024年12月1日