匠ブログ

垂直方向への動線展開事例 3

新年、明けましておめでとうございます。今年も皆様がたにおかれましては幸多かれと祈念しております。

本年、最初の匠ブログは昨年末からの続きです。以前の匠ブログ「横浜市西区の賃貸マンション新築 1」から15回にわたり連載した物件「ヴィクトリアン・パレス」の最上階ペントハウスの竣工の様子をお伝えしたいと思います。謹賀新年に相応しいおめでたい内容にしようと思います。

まずはキッチンです。ブラックのキッチンは収縮色なので、狭小物件には不適切だという御意見もありますが、私は全くそう考えません。黒という色彩が小さなキッチンにも一定の重厚感を与えることができることと、若手実業家でいらっしゃるオーナーの御年齢に相応しい若々しさと凛々しさを演出することができたと感じています。ただし、この画像からキッチンにしては何かおかしい、と感じられませんか?その謎は後述いたします。


キッチンとバスルームは引戸で間仕切り、スペース効率を向上させました。


そして引戸を開放すると脱衣室となります。向かって右側がユーティリティ(洗濯機スペース)で、折戸で隠蔽可能としました。


先程のキッチンの画像でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の物件ではキッチンに冷蔵庫がないのです。冷蔵庫はユーティリティの左側に設置しました。つまり脱衣室に置くことになります。本来、脱衣室に冷蔵庫を置くことは常識的にあり得ないことと思います。しかし、本物件では間仕切りの引戸が1間分あり、全面開口することで脱衣室とキッチンが一体化するように設計したのです。もう一度、キッチンの画像を見てください。


上の画像で左側が脱衣室になりますが、キッチンと横方向に連続した展開にすることで狭小感を払拭いたしました。奥のバルコニーへの続くフレンチドアと相まって、開放感が際立ちました。

こちらはバスルームです。日本では人気のないホテルタイプですが、私は個人的に大好きで、好んで採用を推奨しています。非日常感がバスタイムを高揚感で盛り上げてくれると考えています。


そしてこちらが脱衣室からバスルームを眺めた風景です。左手奥にちらっと見えている今回のテーマ「垂直方向への動線展開」について、いよいよ来月詳細に報告したいと思います。



デザイナー 小野清一郎 2026年1月1日

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