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横浜市神奈川区のドルチェデンタルクリニック様 8
横浜市神奈川区のドルチェデンタルクリニック様の事例を紹介しています。前々回のブログにて、下の画像の物置を有効利用したクイズを出しましたが、いかがでしょうか?
今月は正解をお伝えします。生憎物置の内部画像はないのですが、正解は、歯科クリニック特有の「機械室」です。一般住宅と異なり歯科クリニックでは、診療台に接続するエアコンプレッサーやバキューム(歯医者さんのあの吸引機ですね。)といった特殊な設備のセントラル機器を設置するスペースを確保しなければなりません。しかも近隣への騒音の配慮も必要です。通常は屋内に専用スペースを設置することが多いのですが、本物件では診療室の面積を最大限に利用するため、機械室は外部に設置することになりました。かといって増築の建築確認を取得する暇はありません。そこでこの物置の内側にインシュレーター(消音装置)を設置して、内部に機械類を収納いたしました。駐車台数を減らさぬよう、建物ギリギリへ追い込むことで全ての課題を解決いたしました。残地物ですが、今回の物件では非常に有効な利用ができました。前の家主様に感謝です。
さて、輸入住宅を得意とする弊社では、扉や窓の開口部には必ずケーシングを施すことを推奨しています。ケーシングは額縁とも訳されますが、単なる額縁に終わらず、扉や窓を将来に渡り交換しやすくする重要な部材です。万が一、扉や窓を交換する必要が生じた場合、ケーシングを撤去することで壁の破壊を最小限に留めることが可能になります。
そしてこの工法は欧米の建築では必ずといってよいほど採用されているため、輸入住宅系のマストアイテムとなっています。
例えば、こちらはトイレの扉となる部分ですが、この開口部へケーシングを設置すると右の画像のようになります。たったこれだけで、飛躍的に高級感がアップします。
今回の現場で私が最もこだわった部分が、この壁の取り合いです。診療室側から見た画像ですが、右側の開口には待合室との間仕切扉が設置され、左側の開口部は受付や消毒室などのバックヤードとの間仕切りになります。ケーシングによりシンメトリーがさらに強調され、美しい動線展開を演出してくれました。
開口部それぞれの裏側にも当然ながら、ケーシングを設置します。
全ての窓にも設置します。
大きな裏庭への掃き出しサッシュや玄関にも設置します。
その分のコストは勿論かかりますが、それ以上の価値があるものと私は確信しています。
来月に続きます。
デザイナー 小野清一郎 2026年10月1日 リノベーションについて一覧















