リノベーションについて

トリミングサロンLANA様 4

横浜市鶴見区にあるトリミングサロンLANA様の新装工事ですが、今月は内装の仕上げです。

壁紙や床材においても、なにも高級品を使わなくても汎用品でアメリカンな雰囲気は演出できます。私は売れ筋から外れた商品群からそういった異国情緒のある部材を探し出す作業が好きで、よくカタログとにらめっこしています。そういった商品は廃盤化することが多いので、苦労も絶えないのですが、完成してみるとやはりアメリカの雰囲気にかなり近づけることができるので、苦労が報われた気がするのです。

今回もそういった建材を選んで導入してみました。内装仕上げの様子がこちらです。

 
 

来月はオープンした様子をお披露目します。


デザイナー 小野清一郎 2018年8月1日


トリミングサロンLANA様 5

横浜市鶴見区にあるトリミングサロンLANA様がオープンいたしました。

内装もオーナー様のセンスが光る品々でとても素敵な空間になりました。

御開店、おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。お客様も日増しに増え、御繁盛されているとのことで、デザイナーとしてもとても喜ばしく感じています。
その後、お店のシャッターボックスに装着する看板のデザインも依頼を頂戴いたしました。来月は看板のお話をしたいと思います。


デザイナー 小野清一郎 2018年9月1日


トリミングサロンLANA様 6

今月は、横浜市鶴見区にあるトリミングサロンLANA様の追加工事のお話です。色調はバーガンディをベースにファサードのドアへのブラウンへ移行する様なグラディエーションを採用しました。
こちらがデザインです。

早速、シャッターボックスへ設置し、工事完了です。

お店がオープンするとこんな様子です。

外壁色から大きく乖離した色で目を引かせ、グラディエーションによって入口ドアへ自然に移行させる手法です。「ぶつかったまま」で終わることなく、うまく納まったと自負しております。

いつもながら周辺環境にも配慮したデザインでまとめました。お店も評判がよろしく、連日賑わっているとのこと。LANA様の今後、益々の御発展をお祈りしております。


デザイナー 小野清一郎 2018年10月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 1

東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様から新規御開業の設計依頼をお受けしました。現場は氷川台駅そばのテナントビルの1階です。
外観で特徴的なのは、チャコールグレーのシックな外壁色とクォーツ系の石材タイルです。

シャターを開けると両袖開きの自動ドアが設置されていました。

テナント内部は石膏ボード下地まで施工されていました。太い柱が3本も室内中央に配置されています。この柱に留意して上手く設計しないといけません。

来月から工事の模様をお伝えします。


デザイナー 小野清一郎 2018年11月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 2

東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様の続きです。現場は氷川台駅そばのテナントビルの1階です。
まずは大工さんにサクサクッと廃材利用した机を作ってもらいました。この机に図面を広げて打ち合わせを進めます。

外観で特徴的なクォーツ系の石材タイルをよく観察します。

コーナー部はコーナーピース等の役物を使用せず、ヒラモノをそのまま小口出しで納めています。

幸いなことに新築マンションなので、マンションの建設会社様から材料の情報を提供指定もらいました。そして該当する建材も廃盤になっていませんでした。バッチリ同じ材料を調達することができました。段取りが大事です。
来月に続きます。


デザイナー 小野清一郎 2018年12月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 3

新年、明けましておめでとうございます。今年で平成が終わりますが、新しい元号においても引き続き、御愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年から東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様の案件をお伝えしていますが、今月は内装工事の様子です。
新築と異なり、ビルのテナント物件では自由に間仕切り壁を設定することができます。設計の自由度が高いので思い切った部屋割りが可能です。各壁の骨組みを組んでいきます。

骨組みができれば、壁の下地となる石膏ボードをどんどん貼っていきます。今回の仕上げは、壁紙になりました。

そして先月お伝えした、このマンションの外壁に使われている石材を内部の太い柱に貼り込むことにしました。非常に目障りな構造物だったのですが、この仕上げにより外部との一体感を得るとともに、逆に内装のアクセントして利用することにしました。

来月はいよいよ仕上げ段階に入ります。


デザイナー 小野清一郎 2019年1月9日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 4

東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様の案件をお伝えしていますが、今月と来月で最終段階の仕上げ工程を紹介いたします。
まずは、医局やスタッフルームと呼ばれる、スタッフの方々が使用される部屋の様子です。住宅設備を設置してから壁紙で仕上げた様子です。黄色い壁紙が若々しい職場の雰囲気を演出しています。

患者様用の洗面室です。モダンな設備を設置し、若草色の壁紙で仕上げました。癒される印象ですね。

こちらは、医療器具の滅菌消毒や準備をする場所です。高圧の蒸気が発生する場所なので、対面の壁はタイル仕上げとしました。高級感も演出できました。そしてここで一工夫したのが、先ほどの医局へ通じる扉です。枠や蝶番を排除して、壁と一体化するような仕様にしました。隠し扉のような雰囲気を狙いました。

ここは通路上に設置したユーティリティスペースです。先生がカルテをパソコンに入力したり、医療用の小機械等の管理をしたりするスペースです。機能的でありながら高級感も感じられるものを選択しました。

ユーティリティスペースの対面部にレントゲン室を配しました。間接照明によって柔らかな印象を演出し、一般的なレントゲン室が持つ寒々しい印象を排除しました。

来月は仕上げ工程の後半をお伝えします。


デザイナー 小野清一郎 2019年2月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 5

今月も東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様の案件をお伝えします。最終仕上げの続きです。

診療室ごとに壁紙の色を変えました。こちらはピンクの診療室です。

こちらはブルーの診療室。

こちらは受付周囲のカルテ棚です。

そして受付のカウンターにはサンプルを展示するガラストップをはめ込みました。

受付と廊下を眺めるとこのような様子です。

そしてこちらが待合室です。壁には掲示板を設けました。

来月はいよいよオープン直前の様子をお伝えします。


デザイナー 小野清一郎 2019年3月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 6

東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニック様の御開業の様子をいよいよお伝えします。まずはピンクの診療室がこちらです。歯科用ユニットと呼ばれる診察台も赤系を選びます。


ピンクの診療室はもう一つあります。同様に仕上げています。


こちらはブルーの診療室です。歯科用ユニットはブルー系になります。2枚目の画像は、受付カウンター前から眺めたものです。


ブルーの部屋はもう一つあり、こちらはカウンセリング室として機能します。

そしてこちらは患者様用洗面室です。治療前後の歯磨き等がしやすいように、空間を広く取りました。

黄色の壁紙を貼ったレントゲン室に機械が入りました。

こちらは院長先生がカルテを入力したり、機材の準備等をするスペースです。

最後に待合室の様子です。モニターを設置し、ソファとマガジンラックを配置します。掲示板には既にたくさんの掲示物が貼ってあります。


阿部祐明院長先生はじめスタッフの皆様、このたびは御開業、誠におめでとうございます。患者様も着々と増えているようで、デザイナーとしても本当に嬉しいかぎりです。心よりお慶び申し上げます。


デザイナー 小野清一郎 2019年4月1日


氷川台たんぽぽ歯科クリニック様 7

いよいよ時代は令和を迎えました。私も初々しい気持ちで新元号を迎えることができました。皆様はいかがでしょうか。

さて東京都練馬区にある氷川台たんぽぽ歯科クリニックが無事に御開業されたことを先月伝えいたしましたが、開業直前に看板製作の御依頼もいただきました。おまけの報告として今月は看板の製作についておしらせします。

お施主様からは柔和なデザインを依頼されました。周辺環境を損なわないような色彩を採用し、このような図案を提示させていただきました。

そのまま採用していただき、現場に照明器具とともに設置工事いたしました。


住宅街なので極度に主張するものは公害化します。かといって控え目過ぎては看板の機能を満たしません。非常に悩みましたが、お施主様には気にっていただきました。患者様も着々と増えているとのことで、一定の効果を生むことができました。


デザイナー 小野清一郎 2019年5月1日


鎌倉の又吉歯科医院様 2

引き続き、鎌倉市にある又吉歯科医院様の報告です。

この図面は当初、契約された他者様の最終設計案のうち、メインとなるファサード(建物の正面:建築物の顔)です。実際の現地では、ファサードは西側を向いていたので「西面」と呼ぶことにします。図中の赤い矢印は無視していただくとして、皆さんはこの西面についてどのような印象を受けますか?ここは大通りに面する建物の顔ともいうべき面です。しかも、患者さんや来訪者が常に出入りする機能上でもメインとなる重要な構成面です。

こちらはファサードに向かって左側の面です。方角は北に面するので「北面」と呼ぶことにします。

原状では、従業員用の勝手口と患者さん用の玄関が、ファサードに並存していますが、このプランでは、勝手口をこの北面に移設しています。私も、この設計方針は正しい選択だと考えます。

北面に向かって左側の面、つまり東側を向いた面がこちら。「東面」と呼ぶことにします。ちょうどファサードである西面の反対側の面に当たり、建物の裏側ということになります。

そしてこちらが、南側に面する「南面」。ファサードに向かって右側の面に該当します。

さて、読者の皆さんは、このリノベーションのデザイン(設計)について、どのような印象を抱きましたか?

私の設計理念からは、「とてもとてもプロの仕事とは思えない、駄作中の駄作」と糾弾せざるを得ない、最低の代物です。どうしてこのような「落書き」が世の中で横行しているのか、本当に理解に苦しむところです。来月は、この「落書き」の問題点を具体的に指摘していきたいと思います。

なお、私が設計において常々守っている理念があります。それは当ブログのアーカイブでも綴っています。開口部の位置と大きさに関して(その1)(その2)を御参照ください。


デザイナー 小野清一郎 2019年7月1日


鎌倉の又吉歯科医院様 3

鎌倉市にある又吉歯科医院様の報告です。

前月に他社様の設計が杜撰であることをお伝えしましたが、具体的に何が問題なのかを今月は指摘したいと思います。

先ずは西面です。こちらが他社様の設計案です。

この設計案について、私がお施主様へお伝えした問題点は次のとおりです。

A.ファサードへの配慮に欠け、かつ、将来の漏水事故が懸念される屋根収め

B.ファサードの対称性を阻害する新設壁

C.対称性を欠いた屋根収め

D.意匠の審美性を欠いた屋根収め

E.対称性を阻害するように配置された新設壁

F.ファサードの審美性に一切配慮されていない開口部(窓)

そこで私が提案した改善案が、こちらです。

両者を左右に並べて比較してみます。


次に北面です。

この案における私が指摘した問題はこれらです。

A.ファサードへの配慮に欠け、かつ、将来の漏水事故が懸念される屋根収め

B.ファサードの対称性を阻害する新設壁

C.対称性を欠いた屋根収め

D.意匠の審美性を欠いた屋根収め

G.意匠の審美性が劣る開口部

これらに対処する私の修正案がこちらです。

両者を左右に並べて比較しましょう。


東面は建物裏面にあたり、修正はいたしませんでした。

最後は南面ですが、こちらが他社様のプランです。

この設計での問題点がこれです。

H.構造上疑義が生じる開口部

私の修正案です。

両者を並べて比較しましょう。


特にAの問題点は極めて深刻だと考えます。この設計を行った一級建築士の先生を訪ね、「屋根をそのまま突き
つけていますが、どのように接合するのですか」と質問させていただいたところ、「突きつけてシリコンでコーキングする予定です」との回答を得ました。これには驚きました。シリコンの耐久性については、さほど期待できないことが半ば常識なので、当然、直下の居室に漏水することが懸念されます。それについても質問させていただきましたが、言葉を濁され明確な回答は得られませんでした。

木造住宅にとって水は大敵です。雨仕舞いについて配慮に欠けた杜撰な設計がなされたことには、本当に驚きました。

来月は室内設計の問題について言及していこうと思います。問題だらけのケースでした。


デザイナー 小野清一郎 2019年8月1日